チラシ・フライヤー・ビラの違い｜ブログ

ウェブプレス店長安マン＆スタッフ日記

2022-09-28 14:15:46

チラシ・フライヤー・ビラの違い

テーマ：印刷知識, チラシ, フライヤー,

広告や宣伝のために刷られた印刷物は、チラシ・フライヤー・ビラというように、呼び名が異なることがあります。日常的にもよく使う言葉ですが、違いについてご存じの方は少ないでしょう。チラシ・フライヤー・ビラの語源や使い分けの違いについて解説しますので、印刷をご検討の方はぜひご参考にしてください。

チラシ・フライヤー・ビラの違い

チラシとは

チラシの語源は、日本語の「散らすもの」です。一説によると、江戸時代の1683年に「日本橋越後屋呉服店（現在の三越百貨店）」が開店する際、チラシを配布したのが始まりとされています。お客様を引っ張ったり、引きつけたりすることから、当時は「引札」と呼ばれていました。

現代のチラシは、主に新聞折込・ポスティング・駅前や街頭での配布などで使われ、特定の地域に集中して宣伝できるという効果があります。また、大量に配ることを目的にしているので、薄くかさばらないA4・B5サイズの用紙が使われることが多いです。安価ながら、多くの人を対象として効果的に宣伝することができるため、業務形態・業界を問わず幅広く活用できる宣伝方法だといえるでしょう。

フライヤーとは

フライヤーの語源は、英語の「flier・flyer（空を飛ぶもの）」です。かつて、上空の飛行機やヘリコプターから印刷物をばらまいて配布していたことから、フライヤーと呼ばれるようになりました。ただし、安全面で問題があるため、現在上空からフライヤーをまくことは禁止されています。

現代のフライヤーは、チラシ・ビラとの明確な違いがありません。一般的に、印刷物をイベント・ライブの告知で用いる際や、会場・店舗に設置する際には、フライヤーと呼ぶことが多いようです。また、チラシやビラよりも小さくて厚い用紙を使う、という傾向があります。目的によっては、情報量よりもデザイン性を優先することがあり、中には思い出として大事にフライヤーを保存する人もいるようです。

ビラとは

ビラの語源は、日本語の「片（びら）」、もしくは「びらびら」だといわれています。英語の「bill（張り紙）」という説もあります。かつて、落語や講談などの寄席（よせ）を宣伝するために使われていました。

現代のビラは、チラシ・フライヤーとの明確な違いがありません。主に、印刷物を掲示板などに張り出す際には、ビラと呼ぶことが多いです。また、語源の「びらびら」というイメージのように、薄い用紙が使われやすいという傾向があります。

チラシ・フライヤー・ビラに明確な違いはない

チラシ・フライヤー・ビラについてお伝えしました。使われ方や起源に関しては異なるものの、「宣伝のための紙媒体」という大きな共通点があり、明確な違いはありません。そのため、チラシ・フライヤー・ビラを混同したとしても、大きな問題はないでしょう。ただし、印刷会社によって使い分けや定義が異なる場合があるため、チラシ・フライヤー・ビラの印刷先を探す際には、よく確認するようにしてください。

ウェブプレスでは、印刷を行なう際の機械の違いによって、チラシ・フライヤーを区別しています。チラシの商品は「輪転機」、フライヤーの商品は「枚葉機（平台機）」で印刷しているので、対応できる用紙・オプションなどが異なります。当店をご利用いただく際には、チラシ・フライヤーの商品ページをご確認ください。