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色校正の注意点

前回【色校正について】のページで紹介させていただいた、「本機色校正」と「簡易色校正」のそれぞれの注意点についてお話させていただきます。

「簡易色校正」と「本機色校正」の違いについて詳しくは【色校正について】のページをご覧ください。

簡易色校正

弊社ではインクジェットプリンターで印刷したものを簡易色校正と呼んでおり、弊社で印刷を行なう際はこの色校正をターゲットにし近づけるように色調整を行います。本番印刷する際に使用する機械とは違う機械・用紙・インクとなります。

お客様でご注文いただくときは「大体の仕上がりイメージ(サイズやレイアウト)を掴みたい」「紙は本番と同じでなくとも良い」「なるべく色校正の金額を抑えたい」といった場合に向いています。また、簡易色校正は片面印刷となります。

例えばタブロイド〈4P〉の簡易色校正が必要な場合、「〜B3/D3」の1部を2注文いただく必要がございます。

よく1つだけご注文を頂いた上で部数を2部選ぶお客様が多くいらっしゃいますが、1つのご注文につきデザインは1種のみとなりますので、部数を2部ご選択いただいても同じものを2部お送りする形となります。ご注文の数にご注意ください。

詳しくは簡易色校正の商品ページがございますのでご確認ください。
https://web-press.jp/pages/syohin/iroKousei.html#iroKousei02

本機色校正

本番印刷する際に使用する機械で、インクや用紙は同じものとなります。

本機色校正の中で例えばタブロイド〈16P〉の商品で色校正をするときに16Pすべて色校正すると料金が高くなるので8Pだけ本機色校正を行いたいというお客様も中にはいらっしゃいます。

8Pだけの色校正ももちろん可能ですが注意いただきたい点があります。
「ここで8Pというのは(1P~8P)ではなく(1P-16P ・ 2P-15P ・ 3P-14P ・ 4P-13P)を指します。
8P(1P-16P ・ 2P-15P ・ 3P-14P ・ 4P-13P)と8P(5P-12P ・ 6P-11P ・ 7P-10P ・ 8P-9P)を挟み込んで16Pの商品に仕上げます」

例えば16Pそれぞれで使用する別々の写真を8Pにまるまる載せて色味を確認しようと配置いただいても、実際16Pを印刷するときは色校正で確認した色味と異なる可能性が高いものとなります。
なぜなら弊社で印刷する輪転機は、インクジェッターなどインクを吹きかけるものではなく、インクが流れる方向が決まっておりその流れる方向の中で色味を調整し、写真の色味を他の写真やオブジェクトの色味に合わせ印刷を行うからです。
ですので本番印刷と同じ配置のものでないと色味が変わる場合があります。

本来ならば16Pすべて本機色校正で注文いただいた方がよいですが、予算の都合上8Pだけ確認したい場合はもちろん注文は可能です。

ただし、先ほど説明させていただいたことを考えると、本番印刷と同じ(1P-16P ・ 2P-15P ・ 3P-14P ・ 4P-13P)または(5P-12P ・ 6P-11P ・ 7P-10P ・ 8P-9P)どちらかの8ページ分だけを本機色校正として注文いただくことをおすすめします。

【まとめ】

今回は色校正の注意点について説明させていただきました。どの色校正を選ぶか参考にしていただければと思います。

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