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テーマ:デザインのコツについて
【17】写真のレタッチ
写真のレタッチは、写真をより魅力的に表現するために、修正、補正、加工、合成などといった作業のことです。
写真の明るさや彩度を上げるなどの基本的な色調補正はもちろん、必要に応じて人物を消したり追加したり、背景を合成するなどといった本格的な修正まで行うこともあります。
写真のレタッチに関する主な要素とテクニックを紹介します。
1. 基本的な調整
明るさとコントラスト
写真の明るさやコントラストを調整することで、画像の視覚的なインパクトを強化することができます。
明るさを上げると全体が明るくなり、コントラストを上げると色の違いが際立ちます。
色調性
彩度や色相を調整することで、写真の雰囲気を変えることができます。
暖色系にすることで温かみを持たせたり、寒色系にすることでクールな印象を与えることができます。
2. 修正と補正
肌の修正
人物を主な被写体としたポートレート写真では、肌のトーンを均一にしたり、シミやしわを取り除いたりするためのレタッチも行われます。
これには、コピースタンプツールやブラシツールなどが使用されます。
不要な要素の除去
写真に写り込んでしまった不要な人物やオブジェクトを削除することができます。
これにより、主題をより際立たせることができます。
3. エフェクトの追加
フィルター
特定の雰囲気を出すために、さまざまなフィルターを適用することができます。
これにより、写真に独自のスタイルを加えることができます。
ぼかし効果
背景をぼかすことで、主題をより強調することができます。
これにより、視覚的な焦点が明確になります。
4. トリミング
不要な部分をカットし、構図を改善するために使用します。
主題を際立たせるために、被写体を配置する位置を調整することはとても大切です。
5. シャープネス
画像のシャープネスを調整することで、細部を際立たせ、全体的な鮮明さを向上させることができます。
6. 合成
複数の画像を組み合わせて新しい作品を作成することもあります。
これには、背景の変更や、人物を追加する修正も含まれます。
現在はAIが優秀になってきているため、補正や人物の切り抜きがボタン一発でできるまでに進化しているので気軽にできる作業になりました。
しかし、やりすぎると不自然な仕上がりになったり、元の画像の良さが失われてしまうこともあるので、注意して行ってくださいね。
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