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テーマ:デザインのコツについて

【10】DTPとWEBのデザインの違い

紙などの物体に印刷を行うDTPデザインに対し、閲覧媒体がパソコンやスマートフォンのサイト上になるWEBデザイン。

同じデザインではありますが、特徴やデザインするうえでの注意点など様々な違いがあります。
今回はそんなDTPデザインとWEBデザインの違いについて紹介いたします。

まず初めにDTPデザインとWEBデザイン、それぞれの簡単な特徴からみていきましょう。

DTPデザイン

DTPとはDesktop Publishingの略で、直訳すると机上出版や卓上出版になりますが、パソコン上でデザインデータを作り、それを実際の紙媒体(チラシやパンフレット、新聞、書籍)などに印刷を行うことを指します。
また、DTPデザインではCMYKの4色で表現をし、解像度は最低でも350dpiが必要であるとされています。

WEBデザイン

WEBデザインはその名の通り、パソコンやスマートフォン、タブレットなどで表示されるホームページなどの、サイト上の配色、写真や文字のレイアウト、細やかなデザイン作りを行うことを指します。

HTMLなど、WEBサイトを構成する言語を使用してWEB上にプログラムのソースコードを記述する作業をしていくため、それに伴った知識が必要となります。
また、WEBデザインではRBGの3色で表現をし、解像度は72~96dpiあれば十分とされています。

DTPデザインとWEBデザインの違いは簡単に言うと「印刷するかどうか」ですが、紙媒体など実物を扱うDTPデザインでは基本的には印刷後の修正ができません。なので色や紙質、時にはインクや印刷機まで慎重な選定が必要になります。

その点WEBデザインはWEB上で行うので、いつでも修正可能です。さらにページにコンテンツを追加することや、季節やイベントに合わせて内容を差し替えるなどのアップデートや変更を容易に行うことができます。

DTPデザインの印刷物は基本的に印刷したら終わりですが、WEBデザインはより良いデザインを追求し、更新を求められることが多いです。完成品を求められるDTPデザインに対し、WEBデザインはゴールがないとも言えます。

しかし、クライアントの希望を聞いて、伝えたいことや目的、ターゲットやコンセプトなどを把握して、それに基づいたデザインをしていくというプロセスは共通しています。

また、DTPデザインもWEBデザインも読み手が見やすく、わかりやすいように、そして印象的にみせられるよう考えてデザインすることが大切です。

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