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テーマ:デザインのコツについて
【12】RGBとCMYK
RGBやCMYKは色を表現する仕組みです。
紙媒体やWEB上で制作する機会がある方なら聞いた方も多いと思いますが、これからデザインの勉強を始める方には馴染みがない言葉かも知れません。
今回はRGBとCMYKの意味やその違いについてです。
光の三原色「RGB」
RGBは光の三原色と呼ばれるRed(赤)、Green(緑)、Blue(青)の頭文字を組み合わせたもので、この3つの原色のことを指します。
この3つを混ぜ合わせるだけで人が認識できるほぼ全ての色が表現可能といわれています。
私たちは光の反射で色を認識しています。
Red、Green、Blueの3つの光はそれぞれ波長が違うので、反射する条件が違います。
例えば、リンゴを赤いと認識できるのはRed、Green、Blueの3つの光のうち、Redが主に反射されているからです。
RGBは色を混ぜれば混ぜるほど明るくなり、色が少なければ少ないほど暗くなるという加法混色となっています。
全ての光を均等に反射した場合「白」と認識され、全ての光を吸収した場合「黒」と認識されます。
主にコンピュータやテレビで色を表現する際に使われます。
色の三原色「CMYK」
CMYKは色の三原色と呼ばれるCyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)、そしてKey plate(キープレート)の頭文字を組み合わせたもので、これらを混ぜ合わせてることにより、色を表現しています。
(語源的にはK=Key plate(印刷版)ですが、現在ではK=Blackとして扱われることが多いです。プリンターのインクなどでもKではなくBKと表記され販売されていることもあります。)
Cyan、Magenta、YellowはそれぞれRed、Green、Blueの光の反射や吸収する割合の差によって色を表現しています。
CyanはおもにRedを、MagentaはおもにGreenを、YellowはおもにBlueを吸収します。
また、CMYKは減法混色となっていて、Cyan、Magenta、Yellowを均等に混ぜ合わせた場合には、全ての色を吸収し、黒色と認識されます。
絵の具など、いろんな色を混ぜ合わせると最終的に黒色になった経験がある人も多いのではないでしょうか。
RGBが主にコンピュータやテレビで使われているのに対し、CMYKは印刷物で色を表現する際に使われます。
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