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テーマ:印刷デザインにまつわる話
【20】RGB→CMYK
RGB(Red, Green, Blue)は、光の三原色として知られる色の表現方法ですが、デジタル画像で広く使用され、写真データを頂いた時は、ほとんどがこのRGBになっています。
RGBは、それぞれの色を0から255の範囲で表現し、それらを組み合わせることでさまざまな色を表現します。例えば、赤のみを最大値255で表現するとき、(R255,G0,B0)という数値が使われます。同様に、緑や青の値を変化させることで、さまざまな色を作り出すことができます。
RGBを使った色の組み合わせは、加法混色という原理に基づいており、光の三原色を組み合わせることで、白色に近づけたり、様々な色を再現することができます。カメラやスマホで撮影した画像はRGBになっていて、それらをフォトショップで開きCMYKに変換します。
CMYKは、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、ブラック(Key)の頭文字を取った色の表現方法です。印刷するにあたって、この4色で表現します。
CMYKは、それぞれの色を0から100%の範囲で表現し、それらを組み合わせることでさまざまな色を表現します。例えば、シアンのみを最大値100%で表現するとき、(C100,M0,Y0,K0)という数値が使われます。同様に、マゼンタ、イエロー、ブラックの値を変化させることで、さまざまな色を作り出すことができます。
CMYK方式は、物理的な印刷物を作成する際に効果的であり、光の三原色(RGB)とは異なり、減法混色の原理に基づいているため、色を表現する際に使用されます。RGBのような鮮やかさはないですが、CMYK方式では黒いインク(ブラック)も使用されるため、色の深みや細部を表現する際に重要な役割を果たしています。オンデマンド機も同様CMYKで表現されます。データ自体がRGBになっていたとしてもCMYKに分散され出力されます。なので、RGBをCMYKに分散されて出てくると思いもよらない結果(色)で出てきます。
制作をする際にあたり画像として、とりあえずダミー画像として使っていた画像が校正後、その画像をそのまま使うことが多々有ります。その際にCMYKの変換を忘れてしまってそのまま印刷してしまうと大変なことになります。そのCMYKに分散された画像は、さほど変わらない場合もあれば全く違う色になっている場合もあります。さらに、モニターで見ている色と印刷された色とは見た目が違うので、よくトラブルになります。
印刷の表現方法はCMYKです。十分注意して確認することが大事です。
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