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ウェブプレスの安マンとスタッフが、チラシ印刷やタブロイド新聞印刷などの、印刷に関する事から、デザインやデータ作成、商品の始まりや用語の語源など、色々な事を書き綴っています。
テーマ:印刷デザインにまつわる話
【04】校正
デザイン制作に欠かせないのが校正。
文字校正はもちろんですが、印面サイズや色の校正、お客様側に立った雰囲気やチラシ全体の構成、ニーズに合ってるか等。様々な校正が必要になってきます。
特に文字校正は、お客様によってはルール化されており記号や略語で指示されます。
波線や二重線、文章を切り貼りする等、様々な手法でお客様と制作側の間でとり行われます。
校正を1校、2校と繰り返し完成に近づけていきます。ものによっては多人数で校正をすることもあります。
2人で校正をする際、片方が原稿を読み上げ、片方がチェックしていくという校正もありました。ワープロで文字を打つ時点で変換ミスもよくありました。
校正といってもいろいろなやり方がありその手法も様々ですが、最終的には間違いがなくお客様が納得のいくものになれば正解だと思います。
また、当たり前の話ですが職種、業種によって「校正」校正ですが意味合いが変わってきますのでご注意ください。
印刷製版の中でもいろいろな校正に分かれるので大きく言えば間違いがないか、これでいいかの確認なので制作においては一つ一つチェックしながら確認していくと、間違いないものにたどり着けると思います。ただ、忙しくて見る間がない!余裕がないといった状況で後に後悔したことは何度もあります。
一見簡単そうに見えるのですが、重要かつ大事なポイントになるので、おろそかにせず落ち着いて対処していくことが大事です。
と言いつつ自分に言い聞かせながらの投稿です。
印刷においては本機校正というのもあります。
実際に刷ってみて仕上がりがどうなのか、お客様にサンプルを見せる、見てみたい等で印刷までしてしまう。もちろん間違いや気に入らなければ、やり直し、やり変える必要があります。その分コストも高くなり煩わしい作業になります。
こだわりの強いお客様にはお勧めですが、納期の関係もあるので今ではあまり聞かなくなりました。
よくミスった時に言われるのが校正漏れ、印刷後に誤字脱字を発見したり、日付と曜日、値段等が違っていれば目も当てられません。恐ろしくて眠れなくなります。
どんなにいいデザインをしても、どんなに綺麗な作品に仕上がったとしても間違った情報を載せてしまえば全て台無しにしてしまうどころか、各セクションの関係者に迷惑をかけることになるので十分注意が必要です。
かといってガチガチに緊張して校正すると頭が回らなくなり見落としてしまう可能性もあります。制作者一人ですと思い込みもあって、そのままいってしまうことが多々あるので、第三者に校正を依頼することをお勧めします。
長々と自分の経験と体験を踏まえ「校正」について話しましたが、今なお制作においては肝心な要素なので、これからも気を引き締め校正に努めたいと思います。