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ウェブプレスの安マンとスタッフが、チラシ印刷やタブロイド新聞印刷などの、印刷に関する事から、デザインやデータ作成、商品の始まりや用語の語源など、色々な事を書き綴っています。
テーマ:印刷デザインにまつわる話
【11】版下デザインのヒント
今やデザインは、私たちの日常生活に欠かせない存在となっています。
街を歩けば、建物や看板、パッケージや広告、あらゆるものがデザインされています。その中の印刷版下デザインというところを携わってきました。
デザインには視覚的な美しさがあります。色彩やフォント、レイアウトなどの要素をうまく組み合わせることで、美しい見た目を実現することができます。しかし、美しさだけではなく、訴求力も必要です。売りたい商品の特徴や情報をわかりやすく伝える必要があります。
デザインには伝えたいメッセージを効果的に伝える力があります。ロゴやキャッチコピーなどは、商品や会社のイメージを作り上げるために重要な役割を持っていて、ターゲットとする人たちの好奇心などを引き出す力があります。さらに業種は違いますが、デザインには時代の流行を反映する力もあります。
例えば、1980年代のファッションや映画のポスター等を見ると、当時の雰囲気が感じられます。時代の流れを取り入れ、斬新なアイデアやトレンドを取り入れることで、人々の心を掴むことができます。
そして、デザインには人々の感情を動かす力があります。人々の感情を揺さぶるデザインは、人々の記憶に刻まれ、多くの人々に愛されます。
このようにデザインは、広告においても重要な役割を持っています。デザインには美しさ、メッセージ性、時代性、感情性といった多様な要素があります。これらの要素を考慮しながら、自分自身のセンスを存分に発揮し、様々な版下デザインを作り上げてきました
版下とは、印刷するときに製版の元になる原稿のことで、文字や画像などがレイアウトされたものです。
版下作成には、デザインやレイアウトの指定に従って、台紙に文字や線画、罫線、トンボなどを配置したり、写真やイラストなどの別原稿を貼り込んだりする作業でしたが、今ではイラストレーター、フォトショップなどソフトを使って制作しています。
基本的にはお客様の要望通りなのですが、時よりお任せします、何かいい案をお願いしますといったこちらサイドになる事も多いのでそういう時には、印刷物を見たり、インターネットで検索してみたりしながら擦り合わせていきます。
インターネットが普及していなかった時代は特に印刷物をみて、真似て、時には街にでかけて看板や風景などからヒントを得て制作したりもしました。
印刷後もお客様の集客がどうだったのか、チラシとしての反響があったのか等、深く追求しながら取り組んでまいりました。
とにかくいろんなものを見て、調べて、情報を収集し制作を行っていくことです。これからもどういったご依頼があるかもしれませんが自身のアンテナを張って従事していきたいと思います。