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ウェブプレスの印刷読み物

ウェブプレスの安マンとスタッフが、チラシ印刷やタブロイド新聞印刷などの、印刷に関する事から、デザインやデータ作成、商品の始まりや用語の語源など、色々な事を書き綴っています。

テーマ:印刷デザインにまつわる話

【10】グラデーション

今ではごく普通にあらゆる所で使われているグラデーションやボカシ。印刷物でもよく使われます。

版下時代には貴重というか、ここぞの場面にさりげなく使われていました。出来るだけ単色を使うようにしていました。
多色になると掛け合わせになるので、その分手間がかかるので出来るだけシンプルにしていました。
そうは言っても、デザインする際に自由な色、デザインに合った配色をしなければいけないので、そういう意味では貴重なアイテムになっていました。
グラデーションを使えば華やかになるし、雰囲気もでるので大抵のものはグラデーション一つで乗り切っていた時期もありました。

版下時代のグラデーションの指示の仕方は下記の通りです。

至ってシンプルです。

Adobeのイラストレーターでのグラデーションの指示は数値を入れるだけでいいので簡単です。
画面で思いの色をその場でそのまま見ることができるので調合しやすいのですが、版下時代はチャートを広げ、若干想像力も働かせて指示していたので、色がついて仕上がってくるまで、少し不安もありましたが想像通りできているかどうかというのも楽しみでした。

このグラデーションですが、どんな仕組みになってそう見えるのか、印刷物を見ながら観察してみると、当たり前の話ですが点の密度でそう見えています。
簡単に言いますと濃い所と薄い所、そんな感じです。

用途はチラシやパンフレット等の背景色などに使うことが多いですけど、時には文字に使ったりイラストにも使ったりと使い勝手がよく自由に使えるので目を楽しませてくれます。

水色のグラデーションですとそのまま空のイメージに使えたり、黒のグラデーションなどは車の影に使ったりしています。
文章ものなどは使う所がないので活躍する所は少ないですが表紙なんかにワンポイントで使ったりもできます。
ただ、無理に使わなくてもいいのでそこはその時のデザイン、用途に合わせて使っていけばいいと思います。

あと、直線的にグラデーション(変化)させるのか、円形に変化させるのか様々な使い方があるので、いろいろ試してみるのもいいと思います。
いろいろやってるうちに自分の好み、自分だけのグラデーションが見つかるかもしれません。
グラデーションは奥が深いのでいろいろ使ってるうちにわけが分からなくなるので、こだわらずに自由に使うことをお勧めします。
平網にするかグラデーションにするか…いろいろお試しください。

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