ウェブプレスの安マンとスタッフが、チラシ印刷やタブロイド新聞印刷などの、印刷に関する事から、デザインやデータ作成、商品の始まりや用語の語源など、色々な事を書き綴っています。
テーマ:デザインのコツについて
【18】画像データ形式
画像データを保存・書き出しする時のフォーマットは「JPEG」「PNG」「GIF」「BMP」「TIFF」「SVG」など数多くの種類が存在しています。
データ形式にはそれぞれ異なる適した用途や特徴を持っているので「こんな時はどんなデータを使うべきか?」を判断できるように画像形式について理解しておくと印刷物はもちろん、Webなどのデザイン業務にも役立ちます。
以下に主要な画像フォーマットの違いについて説明します。
1. JPEG(Joint Photographic Experts Group)
特徴: 圧縮率が高く、ファイルサイズを小さくできるため、写真やウェブ画像によく使われます。
用途: 写真やウェブ上での表示に最適。ただし、圧縮による劣化が生じやすい。
欠点: 圧縮時に不可逆な情報損失が発生するため、編集を繰り返すと画質が低下する可能性があります。
2. PNG(Portable Network Graphics)
特徴: 可逆圧縮(無損失圧縮)を採用し、画像の品質を保持できます。透過もサポートしており、背景を透明にした画像の作成に適しています。
用途: アイコン、ロゴ、ウェブデザイン、透明背景の画像など。
欠点: JPEGに比べてファイルサイズが大きくなるため、写真よりはロゴやアイコンなどに適しています。
3. GIF(Graphics Interchange Format)
特徴: アニメーションをサポートし、256色の制限があるためシンプルなグラフィックやアニメーション向け。
用途: シンプルなアニメーション、バナー、アイコンなど。
欠点: 色数が少ないため、写真には向いていません。
4. BMP(Bitmap)
特徴: 圧縮がないため、画質は高いまま保持されますが、ファイルサイズが非常に大きくなります。
用途: 高画質が必要な場面、特に編集用。
欠点: サイズが大きく、効率的ではないため、ウェブには向きません。。
5. TIFF(Tagged Image File Format)
特徴: 可逆圧縮が可能で、画質を保持したままファイルを保存できるため、印刷や高解像度画像の保存に適しています。
用途: プリントメディア、スキャン画像の保存。
欠点: ファイルサイズが非常に大きくなるため、一般のウェブ用途には適しません。
6. SVG(Scalable Vector Graphics)
特徴: ベクター形式の画像で、解像度に依存せず、どのサイズでも美しく表示可能。テキスト形式のため、直接編集も可能。
用途: ロゴ、アイコン、イラストなど解像度に依存しないデザインに最適。
欠点: 写真やラスタ画像には向かず、複雑なビットマップ画像の再現は難しいです。
各フォーマットの特徴や用途に合わせて使い分けると、効率的に画像を管理することができます。参考にしてみてください。
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