ウェブプレスの印刷読み物

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テーマ:デザインのコツについて

【13】色の三属性とは

色には、「色相(色の種類)」「彩度(鮮やかさ)」「明度(明るさ)」の3つの属性があります。色相は、色の種類や見た目の違いを示し、赤や青などの基本色やそれらの中間色を表します。彩度は、色の鮮やかさや淡さを表しており、彩度が高いほど色が鮮やかに見えます。明度は、色の明るさや暗さを表し、色がどれだけ明るく見えるかを示します。

これらの三属性は、色を表す際に非常に重要な要素となります。例えば、同じ青でも色相が異なると青緑や紺など全く異なる色になります。また、色相や彩度、明度を組み合わせることで、無限に多彩な色を表現することができます。色の三属性を理解することで、色彩の特徴や表現方法をより深く理解することができます。

色相

色の基本的な属性であり、色相環と呼ばれる円形のグラデーションで表現されます。色相環は赤、オレンジ、黄色、緑、青、紫などの基本色が円環状に配置されており、隣接する色同士は類似性を持ちます。色相は、色の種類や種別を示すものであり、例えば赤や青は基本色の一つとして位置づけられます。

色相には、色の種類を表すだけでなく、色の感じ方や対比などにも影響を与えます。色相が異なると、同じ色でも印象が大きく異なります。例えば、赤と青は明暗や彩度が同じでも、色相が異なるため、赤は暖かく、青は涼やかに感じられます。色相の特徴を理解することで、色彩の表現や組み合わせ方をより効果的に考えることができます。

彩度

色の鮮やかさや淡さを表す属性であり、色相と明度に次ぐ重要な要素です。彩度が高い色は鮮やかで強い色合いを持ち、彩度が低い色は薄く淡い色合いを持ちます。彩度が高い色は、目立つ特徴を持ち、鮮やかさが強調されます。一方、彩度が低い色は、穏やかで柔らかい印象を与えます。

彩度は色相によっても影響を受けます。たとえば、赤や青などの基本色は彩度が高いことが多く、鮮やかな印象を与えます。一方、灰色やベージュなどの中立色は彩度が低く、控えめな色合いを持ちます。彩度を変えることで、同じ色相や明度でも異なる印象を与えることができます。

明度

色の明るさや暗さを表す属性であり、色相や彩度とともに色を特徴付ける重要な要素です。明度が高い色は明るく、明度が低い色は暗い印象を与えます。色相や彩度が同じでも、明度が異なると全く違った色合いとなります。

明度は、色を見たときの明るさや暗さを示すため、色のコントラストを考える際にも重要な役割を果たします。明度が異なる色を組み合わせることで、色の際立ちや奥行きを表現することができます。また、色相や彩度とのバランスを考慮しながら、明度を調整することで、色彩の表現をより効果的に行うことができます。

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