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テーマ:印刷知識いろいろ
用紙の連量について
いつも印刷通販ウェブプレスをご利用いただきありがとうございます。
ご注文で用紙を選んでいる際、用紙の後ろにある数字は何だろうと思ったことはありませんか。
「コート<42.5kg>」で説明させていただくと、「コート」は用紙の種類で後ろにある数字が「連量」といいます。
連量というのは、用紙の厚さを示す単位になり、用紙を原紙サイズで1,000枚の重ねたときの厚さのことを表します。この連量の数字が低いほど薄く、高いほど厚い用紙となります。
例えば弊社で用意があるB版のコート紙ですと以下のような用紙がございます。
コート<42.5kg><48kg><50kg><53kg><58kg><65.5kg><70.5kg><87kg>
コート<42.5kg>が一番薄く、コート<87kg>が一番厚い用紙になります。
用紙の後ろにある数字は1000枚重ね重さと分かりましたが、実際の紙の重さがどれくらいになるかと言いますと、弊社で取り扱っている用紙の一つ「コート<42.5kg>」を例にすると、B4サイズの場合、その1枚の重さは、わずか「約6g」です。一枚当たりでみると軽いと思います。
ただ、印刷会社で印刷する際の部数は少部数ではなく、何千部、何十万部といった大部数を印刷します。
B4チラシ・コート<42.5kg>の用紙でも1枚は「約6g」ですが、部数が1000部であった場合「約5kg」の重さとなり、10万部ならなんと「約530kg」もの重さになります。1枚の紙でも数量が多くなればこれだけの重さになります。
もちろん用紙や用紙の厚みが違うだけで部数が少なくても重さが変わります。
先ほどは「B4チラシ・コート<42.5kg>」で例えましたが、同じ連量でも用紙の大きさによって重さは変わります。
「D3チラシ・コート(D判)<57kg>」で1000部と10万部の場合
- 1000部・・・約14kg
- 10万部 ・・・約1400kg
「D2チラシ・コート(D判)<57kg>」で1000部と10万部の場合
- 1部 ・・・約28g
- 1000部・・・約28kg
- 10万部 ・・約2800kg
このように用紙のサイズや連量の違いでこれだけの重さが変わるのは驚きですね。
まとめ
今回は連量についてお伝えさせていただきました。
一枚の紙でも厚みや部数が変われば重さも変わります。もし、用紙の違いなど知りたい場合は「資料請求」をいただき、実際資料の違いなど知っていただくとより分かりやすいかと思います。
以下にURLを載せておりますのでお気軽に資料請求ください。
資料請求URL https://web-press.jp/contacts/send/
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