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テーマ:チラシの基本的な作り方【全6話】
【05】チラシのキャッチコピーの作り方
チラシ作成においてキャッチコピーの重要性は既に充分周知されている要素であり、その研究や考察も盛んです。
つまり効果の高いキャッチコピーの作り方はある程度ノウハウ化されているという認識でOKです。実際にWeb上にはキャッチコピーのテンプレート集を掲載しているサイトも多くみられます。
本稿ではキャッチコピーを作る上でのいくつかの型の紹介とポイントを解説します。
初心者はまずテンプレートともいえる型から入ったほうが、自然と基礎理論を理解できるでしょう。
キャッチコピーの型1 【〇〇する方法】
この型は多くの場合、【○○で●●する方法】となります。いずれも語尾は「方法」で締めるのが特徴です。
最初の○○の部分は顧客にとって想像の外にある例をはめ込み、○○の部分に得られる効果を入れて、そのギャップで印象付けます。
例えば【3食お腹いっぱい食べても体重を維持できる方法】というキャッチコピーです。○○に当たる部分と●●の部分のギャップで興味を引く、というのがこの型の基本的な概念です。
一つ注意する点は、●●の部分、つまり得られる結果の部分が顧客の想像を超えるようなものにはしないことです。例えば【3食お腹いっぱい食べても5キロ減量する方法】、こうなってしまうと信憑性が薄れてしまい、嘘くさいコピーになってしまいます。
キャッチコピーの型2 【なぜ○○なのに●●なのか?】
こちらの型も○○の部分と●●の部分にギャップをもたせて興味を引くのが基本理念です。
最初の○○の部分は顧客の立場から、なるべく共感できる不利な状況を示唆します。そして●●の部分で同じく共感できる理想的な状況を示す。
全体の構成ではそれを「なぜ●●なのか?」という疑問文で、顧客にも疑問に思わせるようにします。
例えば【なぜ年収300万以下でも分譲住宅を持てるのか?】といった型です。
これは投資信託などのキャッチコピーに使えます。
このキャッチコピーで顧客の興味を引き、投資信託の商品説明、という流れなら、無理なく投資信託に興味を持ってもらえる起点となるキャッチコピーになります。
キャッチコピーの型3 【○○でも●●出来る~】
この型もここまで解説した例と同様に不利な状況でも、理想的な結果が得られる、という体裁が基本です。
例えば【PC初心者でもWebデザインが簡単に出来る】といった型です。
これは初心者向けの操作が簡単なデザインソフトのキャッチコピーなどに使えます。
○○で共感を誘い、●●で理想的な結果、つまりメリットを示して商品の魅力を際立たせることが出来ます。
まとめ・キャッチコピーは意図的に顧客の気持ちを商材の魅力に引き寄せるための手段
今回紹介したキャッチコピーの型はどれも、商材の魅力を理解するために分りやすい例えで顧客の気持ちを誘導するという効果を狙ったものです。
気持ちを誘導するために共感を得ることが出来るような書き出しとなっています(例えば、3食お腹いっぱい食べても、等)
共感で顧客の気持ちを引きつけ、商材を使うことによるメリットを提示することによって顧客はごくナチュラルに、この商材を使えば理想的な結果が得られるのだな、と考えます。
以上のように、まずは顧客の共感を誘うというアプローチはキャッチコピーを作る上で有効な入り方の一つです。
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