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テーマ:状況別でのチラシの作り方【全6話】
【06】シニア向けチラシの作り方
シニアにやさしく信頼ゲット!
これからの高齢化社会を生き抜いていくお年寄りは大変です。
何しろお年寄りが増えすぎてしまい、逆に若者が減ってしまったので、かつては大切にされ、いたわってもらえた存在が、そうではなくなったからです。
つまりチラシも否応なくお年寄り向けの対策を講じていかないと、同様に生き残っていけません。なぜなら年齢別人口比率では、お年寄りの方が多いからです。高齢者ビジネスも年々増えてきました。
シニア向けで守るべき鉄則
さて、そんなチラシを作るためには、守らなければならない鉄則があります。
1、文字サイズ 2、色彩 3、文章 です。
1の【文字サイズ】は、とにかくお年寄りは小さい文字が読めません。
老眼でもあり、弱視でもあり、若い人とはそこが決定的に違います。これは一般的にお年寄りと呼ばれる60代以上だけならず、40代の後半からちょっと小さい文字は苦手だという人は多くなります。
ではどのくらいの大きさが最低であればいいのか? 大きければ越したことはありませんが、何しろチラシは業種によって小さい文字を必要とするものもあります。不動産の物件概要や契約の約款などです。これらの条件を考慮して10ポイント(14級)が限度と考えた方がいいです。それ以下だと読めません。
それから2の【色彩】についてですが、微妙な色使いだと色の判別が難しいので、文字についてはできるだけハッキリした色遣いがいいでしょう。
同じ色調での濃淡や、白地に薄い色文字、あるいは黒字に濃い色文字、さらには赤地に緑の文字など、ハレーションを起こす配色はNGです。
それから3の【文章】ですが、お年寄りはいわゆる「今風の表現」や新しいメディアの用語が苦手です。今風の表現とは主に若者が使う言葉で俗語なのですが、これが昔から苦手です。
当たり前ですが人間は年を取るごとに異世代間とのコミュニケーションが難しくなります。
現在ではインターネットなど、電子媒体から発生する言葉が大変多くなりました。もちろん、お年寄りもスマホやケータイを所持していますが、いわゆる活用術という点では若者に及びません。「ググる」「ディスる」など、説明してもわからない単語が多いので、原則として使わないのがいいでしょう。
キャッチコピーに記号やハートマークや絵文字を使うのもNGです。基本的に音読できない文字はやめた方が無難です。
チラシは読むものではなく「見るもの」
チラシの世界にも、文字がなくても記号や形で伝えるユニバーサルデザインの手法が徐々に浸透してきました。
チラシは読むものではなく「見るもの」です。
一見して、それが何のチラシなのか判別できるのが理想です。
いたわりのあるデザインで信頼を得られれば高齢者ビジネスで成功間違いなしです。
チラシの商品を幅広くご用意しています。
ウェブプレスでは、チラシ印刷の商品も幅広く取り揃えています。
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