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ウェブプレスの安マンとスタッフが、チラシ印刷やタブロイド新聞印刷などの、印刷に関する事から、デザインやデータ作成、商品の始まりや用語の語源など、色々な事を書き綴っています。

テーマ:ブランケット新聞について【全2話】

【02】ブランケット判の新聞の活用方法

ブランケット判は新聞の判型の一つであり、日本で最もポピュラーな新聞の用紙サイズです。大きさは横406×縦546mmです。新聞は通常、二つ折りになっているため、広げると横812×縦546mmとなります。

ブランケット判は日本のローカル規格であり海外では存在しない新聞のサイズです。海外でもっともブランケット判に近いサイズにはブロードシート判があります。

ブロードシート判は横375×縦600mmとブランケット判と非常に近い規格サイズです。ブロードシートも通常の新聞のように二つ折りになっているため広げると横750×縦600mmとなります。

日本のローカル規格であるブランケット判とそれに伴う日本のタブロイド判

ほぼ国際基準となっているブロードシート判の半分のサイズがタブロイド判です。タブロイド判は日本でも採用されており夕刊フジや日刊ゲンダイといった有名なタブロイド新聞がありますが、日本のタブロイド判はローカル規格であるブランケット判の半分のサイズと定めているため日本のタブロイド判と海外のタブロイド判は大きさが微妙に違います。

このようの少しややこしくなってしまった原因は、良くも悪くも日本では独自のローカル規格となったブランケット判が普及してしまった事にあります。

ブランケット判は明治時代中期に日本が初めてフランスから輸入した新聞を刷るための高速輪転機の用紙サイズがその大きさだったからというルーツがあり、それがそのまま日本のローカル規格として定着してしまったという経緯があります。

現在でも大手新聞各社はもちろん、多くの地方紙がブランケット判を採用しています。

ブランケット判で印刷をする時の活用法

ブランケット判はあくまで印刷の一規格ですが、新聞の大きさそのものといったイメージが定着しています。そのためブランケット判で広告を作成しようと思ったら既存の新聞のような体裁で書くのが良くも悪くもフォーマットが定まっているため適しています。

覚えておきたいブランケット判の約束事がいくつかあります。まず四方の外枠の約8ミリは余白として考えることです。四方の8ミリは印刷に載らないと考えましょう。そした裁断の都合上、上下の淵はギザギザになります。これはその辺にある古い新聞紙を確認すればわかりますね。

以上にあげた点がブランケット判の印刷の工程上の特徴です。

印刷業者に依頼する場合は一枚のブランケット判印刷を二つ折りにして、裏表で4ページ分での入稿を受け付けている場合がほとんどです。二つ折りにして表面をカラー印刷、中面を一色刷りにした表4色の裏1色といった配色も非常にポピュラーのようです。

チラシといえば1枚の紙に1ページで作成するのが一般的ですが、ブランケット判の規格で、既存の新聞のように二つ折りの4ページで構成されたチラシを作成してみるのも面白いのではないでしょうか。

ブランケット新聞の商品もご用意しています。

ウェブプレスでは、ブランケット新聞の商品も取り揃えています。
ブランケット新聞の詳細やデータ入稿に関する事も色々と記載していますので、こちらもご確認くださいませ。

タブロイド新聞

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